BPO統括部
データ企画部
データセンター
Q1 業務内容を教えてください。
A 経理の業務受託の仕事を担当しています。「KEANS1」(コクヨ独自のシステム)を使って6桁のコードで管理された伝票を追跡します。個人や企業のコードを覚え、1日平均300~400件、多い時(年末年始)は1,200~1,300件を取り扱います。コードの管理は集中力を必要とします。一度に複数の事柄に取り組む事は苦手ですが、番号を覚える事は得意なので自身の特性に合った業務だと思います。また、伝票の確認作業等、正確さが必要な業務が多いので、慎重に取り組むよう努めています。
Q2 「やりがい」は?
A 日々のやりがいは、大きなミスも無く業務を遂行している事です。その中で、周囲の人から信用してもらえるようになったと実感できる時に喜びを感じます。信用されるようになると、頼りにされる事が増えたり、任される業務の範囲が増え、自分自身の成長を感じる事ができるようになりました。それに伴い少しずつ自信もついたように思います。もっともっと成長して、仕事に活かしたいと自然に思うようになり、昨年6月に簿記検定試験3級を取得しました。次は、難しいと聞きますが2級にチャレンジしたいと思っています。直接は仕事に関係ないかもしれませんが、何事も「いつか活かせる」と思っています。そして、仕事に活かしたいと努力する事こそが自信につながるのだと思います。更に信用され、頼りにしていただけるよう、成長し続けたいと思っています。
Q3 入社後、一番印象的な出来事は?
A 契約社員から正社員に登用された事です。「できない」「うまくいかない」事に苦しみながらも、30歳までに正社員になりたいとずっと思っていましたので、叶った時は本当にうれしかったです。これまで、製作や印刷業務など他部署で働いた時もありました。なかなかうまくいかず、思うように進まず、本当に悩みました。30歳までに正社員という目標もあったので、焦りもありました。そんな時、管理部の方が経理業務を勧めて下さいました。はじめは不安もありましたが、自分なりの方法を考え、自分にできる事を見つけました。そして、経理業務が向いているのではないかと思うようになりました。
Q4 仕事上、心がけている事、決めている事は?
A どんなにしんどくても『自分からは逃げない』と決めました。先ほどお話した簿記検定の試験勉強も「逃げた」という気持ちを作りたくないので、体調が悪い日も必ず、1日5分は勉強するようにしています。5分は必ず机に向かいます。そうする事によって「逃げなかった」自分への自信につながっているのかもしれません。障がい特性上、パソコンの文字を正しく認識できない(認知力が弱まる)事があるので、普通の人が感じないストレスがあります。そんな時は「できる!大丈夫!」と自分に言い聞かせ、適度な休憩を取り、その他睡眠や食事など自己管理を大切にしています。また、職場やプライベートで話を聞いてもらえる友達がいるので、悩みを相談するなど、ストレスの軽減を心がけています。
Q5 メッセージ『後輩の皆さんへ』
A 入社して与えられた仕事が向いていない場合もあると思います。うまくいかない時もあると思います。でも、どうしても言いたいことは「一生懸命努力していたら周りが必ず手を差し伸べてくれる。周りが特性に合う仕事を探してくれる。あきらめずに一生懸命向き合っていたら周りが信頼してくれる。力になってくれる。」という事です。「できない」事に落ち込んだ時もありました。あきらめそうになった時もありました。でも、それでも向き合っていたから、自分ができる事に、自分に合う仕事に出会うことができました。心からあきらめなくて良かったと思っています。コクヨは、創業者から障がい者雇用に理解や配慮があった歴史があります。誰もが自信をもって働ける環境であることは、とても大切です。周囲の方々に遠慮なく相談して下さい。聞いてくれる方々がたくさんいます。力を貸してくれる方々がたくさんいます。『自分一人で抱え込まずに安心して働ける』コクヨKハートは、そんな会社だと思います。